西陣織とは
記事一覧
-
袋帯 Fukuro-obi
現代の礼装用の帯で、振袖、留袖、色無地、訪問着、付下げといった、礼装・準礼装、さらにおしゃれ着のきものにも合わせます。 古典的な吉祥文様から現代的な感覚の色調を取り入れたものまで、多彩な色柄が揃い、さまざまな着こなしが楽しめます。 現在、西陣で最も多く作られている帯の種類です。 Fukuro-obi is a obi for dressing up.The type of k
-
名古屋帯 Nagoya-obi
九寸とも呼ばれている帯です。 袋帯に次いで格式のある帯とされ、柄によっては訪問着や色無地などの準礼装からおしゃれ着まで、幅広く使えます。 芯を入れて仕立ててあるため、帯幅を広くしたい時に好みの寸法にできるのも特徴です。 Nagoya-obi is another name, also known as "kyu-sun". Nagoya-obi is the second
-
袋名古屋帯 Fukuro-nagoya-obi
帯幅が八寸(約30cm強)で「八寸なごや」とも呼ばれています。軽くて締めやすく、外出着、おしゃれ着をはじめ、織のきものなどにも最適です。夏以外はほぼ年中締められる便利な帯です。 Fukuro-nagoya-obi is another name, also known as "hassun". This is lighter than other other types of
-
手機と力織機
西陣織の織物において手織りと動力織りの違いについて、手織りが高級品で動力織りが普及品程度に思っておられる方が多いのではないかと思います。 西陣では、手織りの織機の事を「手機(てばた)」、動力織りの織機の事を「力織機(りきしょっき)」と言います。 織物を織っている工場をご覧になった事のある方はご存知かもしれませんが、力織機は全自動で機械が全て生産してくれる自動電子織機とは違います。 実は、手機
-
唐織(からおり)
元来は、中国から渡来した織物です。だから唐織だったようですが、平安時代あたりから唐衣に用いられ、その技法が日本で進化し、主に能装束などに使われる生地として西陣で発展した織物です。 西陣織の紋織物の多くは緯糸(よこいと)で柄を作ります。また、地組織を作る為の緯糸を地緯(じぬき)、柄を織り成すための糸を絵緯(えぬき)と呼び、地緯と絵緯は別の性質の糸を使います。性質は違いますが、もちろん経糸(たていと